現在マメ科植物の分子遺伝学的解析の有力な候補として、ミヤコグサLotus japonicusと アルファルファのなかまのMedicago truncatulaがある。 これらの植物は、自家和合性で、形質転換可能、さらに比較的世代時間が短いという利点を持っている。

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モデルマメ科植物 ミヤコグサLotus japonicusについて
[東京大・総合文化・川口先生による]

【分布】 東アジアの温帯地域(日本を東限としヒンズークシ山脈の麓まで)

【系統】 世界で広く使用されている系統 B-129 'Gifu'は、京都大学の故・平吉功博士が、岐阜県の川縁で採集したもの。20世紀半ばに、その種子はLotus 属の種間雑種の解析を行っていたカナダのMcGill大学のWilliam F. Grant 博士に渡った。そ の種子を デンマークのJens Stougaard博士が譲り受け、自家受粉を9回行い、系統を確立した。  
 
【染色体】 2n=12 (6種類の染色体)

【ゲノム】 ゲノムサイズ 450Mb (イネとほぼ同じと見積もられている)

【形質転換】 Agrobacterium による2種類の形質転換が可能(胚軸感染法、in planta 法)

【遺伝子破壊】 遺伝子相同組み替え頻度は5.3 x 10-5以下

【遺伝地図】 B-129 'Gifu' と B-581 'Funakura'[石川県舳倉島]との間で遺伝地図の作成が進行中であるが、両者間のDNA多型が少ないことが問題となっている。

【世代時間】 2ー4カ月 (季節、エコタイプによる)

【種子】 1つの豆果あたり20種子、植物体あたり数千種子

【根粒】 有限成長型、ミヤコグサ根粒細菌はMesorhizobium loti (ミヤコグサ根粒の画像


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