ミヤコグサ・FAQ集

1.発芽の前処理(硬実打破法について)



【新潟大・農学部・大山先生】

【日本大・生物資源・青木先生】種皮に傷をつける楽で安全な方法としては,液体窒素で処理するという方法が報告されています(Oger et al., Plant Science 116, 159-168, 1996)。液体窒素処理は一度試してみましたが,発芽率が紙ヤスリ法に遠く及ばず5〜6割程度で,以後は用いていません。原法では液体窒素処理10秒の後 95%エタノールで10秒処理とありますが,それに従えばあるいは満足できる発芽率になるのかもしれません。滅菌処理は95%エタノール処理の後です。おすすめかどうかわかりませんが,ご参考までに。

【大阪府大農学部・大門先生】種子の硬実打破の方法は磨傷法(ヤスリで傷つける,プラズマを処理する等々),化学処理法といろいろありますが,処理後の正常発芽率や発芽歩合などを考慮して自分の材料にもっとも適し,かつ効率がいいものでないといけないわけです.私は,上述のクロタラリアやセスバニアを圃場に播種するために大量に処理する場合にも,試験管内に1粒ずつ表面殺菌してから置床する場合にも,石英砂を入れた乳鉢に種子をおき乳棒でゴリゴリと磨傷してから供試しています.顕微鏡下でみるとけっこう傷ついているのがわかりますので,手の感覚と傷つき程度を覚えておきます.小さい種子を大量に処理する場合に適します.また,乳鉢,乳棒,石英砂のいずれもオートクレイブかけておけば無菌播種にも適します.
 


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