ミヤコグサ種子センター Lotus japonicus Seed Center

ミヤコグサ種子センターは、2002年3月より(独)農業技術研究機構・北海道農業研究センター・マメ科牧草育種研究室において運営されています。業務内容は種子コレクションの管理、増殖および配布で国内のアクセション および人為作出系統を取り扱っています。

1.取り扱い系統
現在配布を行っているのは実験系統Gifu B-129とMiyakojima MG-20、国内のアクセションおよびMiyakojimaとGifuの組み換え自殖系統「LjMG RILines」です。
1)実験系統Gifu B-129およびMiyakojima MG-20
Gifu B-129およびMiyakojima MG-20は現在、最も広く用いられている実験系統で、リクエストも多く、ケージにより隔離された圃場で大量に増殖を行っています。1回のリクエストにおける種子配布量は通常で0.5g、最大で1.0gまでとなっています。なお、1.0g当たりの粒数はGifu B-129で約900粒、Miyakojima MG-20で約700粒です。
2)国内のアクセション
ミヤコグサはアジアの温帯に分布する野生種ですが、様々な環境に適応するために幅広い遺伝変異が存在すると考えられます。ミヤコグサ種子センターにおいて増殖・配布を行っている系統は国内の研究者により収集、寄贈されたもので、採種地は北海道から沖縄まで分布しています。現在配布を行っているアクセションの採種地内訳は、北海道17系統、東北9系統、北陸・中部9系統、関東・甲信9系統、近畿2系統、中国・四国5系統、九州・沖縄10系統です。なお、1回のリクエストにおける配布量は1系統につき30粒です。
3)Miyakojima MG-20とGifu B-129間の組み替え自殖系統「LjMG RILines」
組み替え自殖系統(RILs;Recombinant inbred lines)は種子により純系統間のマッピング集団を恒久的に維持できることから遺伝子クローンのマッピング等、ゲノム解析などにおいて強力なツールとなります。「LjMG RIlines」はMiyakojima MG-20とGifu B-129間のRILsであり、かずさDNA研究所で作成されたものです。このRILsは新潟大学の川口博士が作出したMiyakojima MG-20 X Gifu B-129のF2種子をもとに自殖を8回行って固定した系統群で、完成時の全系統数は210系統の予定になっています。ミヤコグサ種子センターではF8作出が完了した系統の分与を順次受けて増殖を行っており、2002年12月から増殖種子の配布を開始しました(開始時の系統数は92系統)。1回のリクエストにおける配布量は1系統につき10粒です。
2.種子のリクエスト等について
 ミヤコグサ種子センター開設時の2002年3月から2003年1月現在までの種子のリクエスト数はのべ47件であり、利用は徐々に広がっています。ミヤコグサ種子センターで取り扱っている系統はすべての研究者の共有の財産として無償で配布していますが、系統の確立およびセンターの運営は個々の研究者の自助努力により行われているものです。そのため、種子センターから配布された種子を用いて結果の公表を行う際には、必ず系統の作出者およびミヤコグサ種子センターの名を明記いただきことを配布の条件としています。
種子のリクエストは原則としてE-mailにより受け付けています。具体的なリクエスト法、利用規程などの詳細についてはホームページ下記アドレスを参照してください。
http://cryo.naro.affrc.go.jp/sakumotu/mameka/lotus.htm

<文責:磯部祥子>

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